スマートフォンひとつで簡単に送金・支払いができるキャッシュレスサービス「Kyash(キャッシュ)」は、銀行口座やクレジットカードをつなげて使える新しい形のウォレットアプリです。日常の支払いをより便利に、かつ安全に行いたいというニーズが高まる中で、Kyashは「使いやすさ」と「機能の幅広さ」で注目を集めています。
特に魅力的なのは、Visaのプリペイドカードとしても利用できる「Kyash Card」を発行すれば、実店舗でもオンラインでも幅広く使える点です。チャージ方法も多様で、銀行口座・コンビニ・クレジットカードなどさまざまな手段に対応。オートチャージやポイント還元機能などもあり、スマホ決済を日常生活に自然に取り入れたい方にぴったりです。
この記事では、Kyashの基本情報から登録・チャージの方法、利用できる店舗、注意すべきポイントまでを総合的に解説します。
「キャッシュレス決済を使ってみたいけど、クレカは使いたくない」「できるだけ手軽に始めたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
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1. Kyashとは?サービスの基本情報

スマートフォン一つで簡単に送金・支払いができるKyash(キャッシュ)は、プリペイド型のVisaカード機能を備えたキャッシュレス決済サービスです。アプリをダウンロードし、登録するだけで誰でもすぐに使い始めることができ、使いやすさと機能性の高さから幅広い年代に利用されています。
この章では、Kyashの基本概要、運営会社の信頼性、利用条件、発行できるカードの種類と特徴について詳しく解説します。
1-1. Kyashの概要と特徴
Kyashは、「スマホで使えるVisaカード」として、日常の支払いや送金、ネットショッピングなどに幅広く利用できるサービスです。もともとは個人間送金アプリとしてスタートしましたが、現在ではプリペイドカード機能を備えた本格的なウォレットアプリへと進化しています。
■ 主な特徴
- Visa加盟店での利用が可能(オンライン・実店舗ともに対応)
- 銀行口座やコンビニ、クレジットカードからチャージ可能
- 残高の送金や割り勘、請求などもアプリ内で完結
- 利用額に応じてポイント還元が受けられる(条件付き)
- Kyashリアルカードを発行すれば実店舗でも決済可能
クレジットカードを持たずにキャッシュレス生活を送りたい方、スマホ一つで支払いを完結させたい方にぴったりのサービスです。
1-2. 運営企業と信頼性
Kyashは、日本のフィンテック企業である株式会社Kyashが提供しています。2015年に設立され、以降はモバイル決済や個人間送金、デジタルウォレットといった分野に注力しており、数多くの受賞歴と投資実績を持っています。
■ 会社概要
- 会社名:株式会社Kyash
- 設立:2015年1月23日
- 本社所在地:東京都港区北青山三丁目3番5号
- 資金移動業者登録:関東財務局長第00080号
金融庁の登録業者として運営されており、セキュリティ体制や利用者保護も強化されています。信頼性のある企業が提供しているサービスとして、多くのユーザーに支持されています。
(公式サイト:https://kyash.co)
1-3. 利用に必要な条件
Kyashは誰でも使える手軽なアプリですが、利用を開始するためにはいくつかの条件を満たす必要があります。
■ Kyashの利用条件
- 日本国内に居住していること
- 有効なスマートフォンと電話番号を所有していること
- Kyashアプリにメールアドレスと電話番号を登録すること
- 一部機能利用には本人確認(eKYC)が必要
バーチャルカードだけであれば、本人確認なしでも利用可能ですが、リアルカードの発行や送金上限の拡大には本人確認が求められます。
1-4. 発行されるカードの種類
Kyashでは、利用目的に応じて3種類のカードが用意されています。それぞれのカードに特徴があり、必要に応じて使い分けることができます。
■ Kyash Card Virtual(バーチャルカード)
- 無料で即時発行可能
- ネット決済にのみ対応(オンラインショッピング専用)
- 本人確認不要で登録後すぐ使える
- ポイント還元:0.2%(条件付き)
■ Kyash Card Lite(リアルカード・ライト)
- 発行手数料:300円(税込)
- Visa加盟店での決済が可能(ICチップ・タッチ決済非対応)
- ATM・海外利用不可
- 一部機能制限あり(利用上限あり)
■ Kyash Card(リアルカード・本人確認済)
- 発行手数料:900円(税込)
- ICチップ・タッチ決済対応、実店舗・オンラインともに利用可能
- 海外利用可、Apple Pay・Google Pay対応
- ポイント還元率も高め(0.2〜1.0%条件付き)
一番おすすめなのは、本人確認を済ませて発行する「Kyash Card」です。利便性・セキュリティ・ポイント還元のバランスが取れており、メインカードとしての利用にも適しています。
1-5. まとめ
Kyashは、シンプルな操作性と豊富な機能を兼ね備えた、現代的なスマート決済サービスです。バーチャルカードだけであれば本人確認不要で即日利用でき、必要に応じてリアルカードにアップグレードすることも可能。クレジットカードを持たない方や、家計をしっかり管理したい方にもぴったりのサービス設計です。
この章で押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- KyashはVisa対応のプリペイド型スマホ決済アプリ
- 個人間送金、ネットショッピング、実店舗での支払いに幅広く対応
- 運営企業は金融庁登録済みで信頼性も高い
- 利用目的に応じて3種類のカードが選べる
- アプリ登録だけで即時利用可能、本人確認すれば機能がさらに広がる
次章では、Kyashの登録方法とアプリの使い方について、ステップごとに詳しく解説していきます。
2. Kyashの登録方法とアプリの使い方

Kyash(キャッシュ)は、スマートフォンアプリから簡単に登録でき、即日でVisaバーチャルカードを発行して使い始めることができる手軽さが大きな魅力です。加えて、リアルカードの発行や本人確認を済ませれば、より多機能なサービスとして活用できます。
この章では、Kyashの登録方法からカードの発行手順、本人確認、チャージと決済の流れまでを順を追って解説していきます。これからKyashを始めようとしている方に向けて、やさしく丁寧にご紹介します。
2-1. アプリのダウンロードと初期登録
Kyashの利用は、専用アプリをダウンロードするところからスタートします。iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle Playから「Kyash」と検索してインストールしてください。
■ 登録のステップ
- アプリを起動し、「新規登録」を選択
- メールアドレスとパスワードを設定
- 携帯電話番号を入力し、SMS認証コードを受け取る
- 認証コードを入力して本人確認(簡易)を完了
- ユーザー情報(名前、生年月日、性別)を入力
- 利用規約に同意して登録完了
登録自体は非常に簡単で、5〜10分程度で完了します。この時点でKyashのバーチャルカードが自動的に発行され、オンラインでの買い物にすぐ利用できる状態になります。
2-2. カードの発行と有効化の流れ
Kyashでは、バーチャルカード(Kyash Card Virtual)に加え、リアルカードの発行が可能です。用途に応じて選べる2種類のリアルカードが用意されています。
■ Kyash Card Liteの発行手順
- アプリ内の「カードを発行する」を選択
- 住所や氏名を入力(本人確認不要)
- 発行手数料300円(税込)を支払って申し込み
- 約1週間以内に自宅に届く
- アプリでカード番号を入力し、アクティベート(有効化)
コンビニやスーパーなどで使える実店舗対応カードですが、ICチップや海外利用には非対応です。
■ Kyash Card(本人確認済カード)の発行手順
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)をアプリで提出
- 顔写真撮影によるeKYC(電子本人確認)を実施
- 承認後、カード発行手数料900円(税込)を支払い
- 数日後に届くカードをアプリで有効化
Kyash CardはICチップ・タッチ決済・海外利用に対応し、Apple PayやGoogle Payにも登録可能。メインの支払い手段として活用できます。
2-3. 本人確認(Kyash Cardの発行)について
Kyashでは、本人確認を行うことで以下の機能が開放されます。
■ 本人確認のメリット
- 高額決済が可能になる(上限額の引き上げ)
- リアルカードの発行が可能に
- 海外利用やオンラインサービスでの本人確認がスムーズ
- ポイント還元率の上昇(一部条件あり)
- セキュリティ強化(不正利用の抑制)
本人確認は、eKYCというオンライン上の簡易審査で完了します。スマホで書類を撮影して送信するだけなので、非常にスピーディーです。
2-4. 初めてのチャージと決済までの流れ
Kyashのカードは、チャージ式のプリペイドカードです。まずは残高にお金を入れてから、Visa加盟店で支払いに使うという流れになります。
■ チャージ方法の例
- 銀行口座(即時チャージ対応銀行あり)
- コンビニ(ローソン・ファミマなど)
- クレジットカード(一部制限あり)
- ペイジー(ネットバンキングでの支払い)
チャージ後、バーチャルカードを使ってAmazonや楽天などのオンラインショップで支払ったり、リアルカードを使って実店舗でのタッチ決済が可能になります。
■ 決済の流れ
- Kyash残高にチャージ
- カード情報を使って支払い(ネットまたは実店舗)
- 利用金額が即時に残高から引かれる
- 利用履歴はアプリでリアルタイムに確認可能
残高不足の場合は支払いが失敗するため、事前のチャージを忘れずに行いましょう。
2-5. まとめ
Kyashは、スマートフォンからすぐに登録・利用が始められる柔軟なキャッシュレスサービスです。バーチャルカードを使えばネットショッピングに即対応でき、本人確認を済ませることでリアルカードでの実店舗支払いも可能になります。
この章のポイントをまとめます。
- アプリ登録はメールアドレスと電話番号があれば数分で完了
- バーチャルカードは即時発行、リアルカードは手数料を支払って申込可能
- 本人確認により機能制限が解除され、より幅広く使えるようになる
- チャージ式プリペイド型のため、使いすぎを防ぎやすい
- 決済履歴や残高はアプリから簡単に確認できる
次章では、Kyashのチャージ方法や支払い手段、ポイントの貯め方などについてさらに詳しく解説していきます。
3. Kyashのチャージ方法と決済手段

Kyash(キャッシュ)は、あらかじめチャージした金額の範囲内で使えるプリペイド型のVisaカードサービスです。スマートフォンから手軽にチャージができ、リアルカードやバーチャルカードを使ってオンライン・実店舗問わず支払いが可能です。
この章では、Kyashへの主なチャージ方法、チャージ元として利用できる手段、それぞれのメリット・制限、さらに支払い方法やポイント還元についても詳しく解説していきます。
3-1. 銀行口座・コンビニ・ペイジーからのチャージ方法
Kyash残高へのチャージは、以下の方法で行うことができます。
■ 銀行口座からのチャージ
対応している銀行口座を登録すれば、アプリから簡単に即時チャージが可能です。
- 即時チャージ可能な銀行例:みずほ銀行、三菱UFJ銀行、住信SBIネット銀行など
- アプリ内で金額を指定するだけで即時反映
- 手数料は無料(一部金融機関を除く)
複数口座を登録できるため、給与振込口座と分けて管理したい場合にも便利です。
■ コンビニチャージ(ペイジー経由)
ローソンやファミリーマートなどのコンビニ端末を使ってチャージすることも可能です。
- アプリで支払い番号を発行し、端末で操作→レジで支払い
- 利用可能なコンビニ:ローソン、ファミマ、ミニストップなど
- 反映時間:即時〜数分程度
手数料はかからないケースが多く、現金派のユーザーにも人気の方法です。
■ ペイジーでのチャージ
ペイジー(Pay-easy)を使えば、ネットバンキングやATMからチャージできます。
- アプリでペイジー情報を発行
- 対応銀行から送金処理を行う
- 反映までにタイムラグがある場合もあり
チャージ可能額や利用時間に制限がある場合があるため、利用前に確認しておくと安心です。
3-2. クレジットカードからのチャージ・制限事項
Kyashでは、クレジットカードからのチャージも可能ですが、一部制限があるため注意が必要です。
■ 利用可能なクレジットカード
- Visa、Mastercardブランドの国内発行クレジットカード
- 一部のデビットカード、プリペイドカードも対応
※American Express、JCBなどは非対応となっています。
■ クレジットカードチャージの注意点
- チャージ額は月5万円までに制限される(本人確認未済の場合)
- Kyashポイントは付与対象外(※以前は還元対象でしたが現在は対象外)
- クレジットカード会社のポイントは通常通り加算される
クレカチャージを主に活用する場合、ポイント目的よりも利便性・資金繰りの柔軟性を重視する方に向いています。
3-3. Kyashポイントの貯まり方と使い道
Kyashでは、条件を満たせば利用額に応じて「Kyashポイント」が付与されます。
■ ポイント付与条件
- 対象カード:Kyash Card(本人確認済)
- 還元率:0.2%〜最大1.0%(キャンペーン・特定条件による)
- バーチャルカードやKyash Card Liteは基本的に対象外
対象取引の例としては、チャージ残高からの支払いが該当します。クレジットカードやポイント利用分からの支払いは還元対象にならないことがあるため、公式サイトやアプリ内の説明をしっかり確認しましょう。
■ ポイントの使い方
- 1ポイント=1円としてKyash残高に充当可能
- 自動的に残高に反映され、次回の支払いで利用可能
- 現金化や他ポイントへの交換は不可
「使いやすい・失効しにくい・即時反映」といった特徴から、貯めたポイントを無駄なく活用できます。
3-4. オートチャージや定期支払いの設定方法
Kyashでは、便利な自動チャージ機能や定期支払い設定も用意されています。
■ オートチャージの特徴
- 銀行口座やクレジットカードを登録
- 残高が一定額を下回ると自動でチャージ
- チャージ金額・タイミングは設定可能
チャージし忘れや残高不足による支払いミスを防ぐのに役立ちます。
■ 定期支払いの活用方法
- サブスクリプション(動画配信、音楽配信など)に使える
- Kyash Cardを支払い方法として登録するだけ
- 定期引き落としにも対応(一部サービスでは非対応)
スマホ決済アプリながら、クレジットカード並みに使える柔軟性を持っています。
3-5. まとめ
Kyashは、柔軟で豊富なチャージ方法と、リアル・バーチャル両方の決済手段を備えたバランスの良いスマホ決済サービスです。現金派もカード派も、それぞれのスタイルに合わせて利用できます。
この章のポイントを振り返ります。
- 銀行口座、コンビニ、ペイジーなど多様なチャージ手段に対応
- クレジットカードからのチャージも可能だが一部制限あり
- ポイント還元は本人確認済みKyash Cardのみ対象
- 残高管理がしやすく、チャージ不足時の支払いミスを防げる
- サブスク・定期支払いにも使えるため、生活の幅広いシーンで活躍
次章では、Kyashが使える場所や対応店舗、実際の使い方についてさらに詳しくご紹介します。
4. Kyashが使える場所と対応店舗

Kyash(キャッシュ)は、バーチャルカードとリアルカードを使い分けることで、オンラインでも実店舗でも幅広く利用できるキャッシュレス決済サービスです。Visaブランドを通じて、国内外の多くの加盟店で使えるため、日常の買い物からネットショッピング、サブスクリプションの支払いまでさまざまなシーンで活用できます。
この章では、Kyashが実際に使える場所とその条件、海外利用や使えないケースについても詳しく解説します。
4-1. オンラインで使える場所
Kyashは、ネットショッピングでの利用に非常に適した決済手段です。バーチャルカードが即時発行されるため、カードが届くのを待たずにすぐに使い始めることができます。
■ 主な利用可能サイト
- Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイト
- Netflix、U-NEXT、Spotifyなどのサブスクリプションサービス
- BOOK☆WALKER、Kindleなどの電子書籍サービス
- Uber Eats、出前館などのフードデリバリー
- ZOZOTOWN、UNIQLOなどのファッション通販
Visaが利用可能なECサイトであれば、基本的にKyashバーチャルカードでの決済が可能です。
■ オンラインでの利用時の注意点
- 名義は「KYASH MEMBER」で統一されているため、入力時に注意
- 海外サイトで利用する場合、決済が一時保留されることもあり
- 一部のデジタルサービスでは登録に本人確認済カードが必要
使い勝手はクレジットカードに近いですが、プリペイド型のため、残高不足にならないように注意が必要です。
4-2. 実店舗で使える条件と使い方
Kyashリアルカード(Kyash CardまたはKyash Card Lite)を持っていれば、全国のVisa加盟店で店舗決済が可能です。タッチ決済にも対応しており、スマートでスピーディな支払いが実現できます。
■ 利用可能な実店舗の例
- コンビニ(セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート)
- スーパー(イオン、イトーヨーカドーなど)
- 飲食店(マクドナルド、ガスト、ココスなど)
- 家電量販店(ビックカメラ、ヨドバシカメラ)
- ドラッグストア(マツモトキヨシ、ウエルシアなど)
実店舗で利用する際は、通常のクレジットカードと同様にレジで「Visaでお願いします」と伝えれば問題ありません。
■ タッチ決済・スマホ決済も対応
Kyash Card(本人確認済)であれば、以下の決済方式も使えます。
- ICチップ決済(暗証番号またはサイン)
- タッチ決済(Visaタッチ)
- Apple Pay・Google Payへの登録 → スマホで非接触決済が可能
カードを持ち歩かなくてもスマホ1台で支払いが完了する点も、Kyashの大きな魅力の一つです。
4-3. 海外での利用可否と注意点
Kyashは海外でも利用可能ですが、利用には条件があります。
■ 海外利用が可能なカード
- Kyash Card(本人確認済)のみ、海外利用・外貨建て取引に対応
- Kyash Card Lite・バーチャルカードでは海外利用不可
■ 海外利用時の注意点
- 外貨建てで決済された場合は、自動で日本円に換算されて請求される
- 為替手数料が加算される(Visaの定めるレート+α)
- 利用明細はアプリ上でリアルタイムに確認可能
渡航前に十分なチャージを行い、残高管理をしながら使うことで安心して利用できます。
4-4. 利用できないケースとその対処法
Kyashは多くの場面で使えますが、一部で利用が制限されている場合があります。
■ 利用不可の例
- 月額の公共料金(電気・ガス・水道など)の自動引き落とし
- 高速道路のETCカード登録
- 携帯電話の契約や本人確認用途の支払い
- ガソリンスタンドやホテルのデポジット(前金)方式の取引
- 一部の金融商品・証券サービス
■ 対処法
- 公共料金や定期支払いは、銀行口座やクレジットカードを併用
- ガソリンやホテルなどでは、他の支払い手段を用意しておく
- 支払い前に店員へ「プリペイドVisaでも使えますか?」と確認するのも有効
あくまでも「前払い式のプリペイドカード」であることから、信用審査を前提としたサービスとの相性はよくありません。
4-5. まとめ
Kyashは、オンライン・実店舗・国内・海外と、さまざまな場所で利用できる高い汎用性を持ったスマート決済アプリです。カードの種類と利用シーンを正しく把握すれば、日常の買い物から定期支払いまで、便利に活用することができます。
この章のポイントを整理すると以下のとおりです。
- オンラインではAmazon、楽天、Netflixなど主要サイトで広く使える
- 実店舗でもVisa加盟店ならほとんど対応、タッチ決済・スマホ決済もOK
- 海外利用にはKyash Card(本人確認済)の発行が必要
- 公共料金など一部のサービスには非対応
- カードの特性を理解して、場面に応じた使い分けが重要
次章では、Kyashを利用する上でのメリット・デメリットと注意点を詳しく解説していきます。
5. Kyashのメリット・デメリットと注意点

スマートにキャッシュレス生活を始めたい方にとって、Kyash(キャッシュ)は非常に魅力的な選択肢です。クレジットカードがなくてもVisa決済が可能で、即日利用開始できる手軽さや、チャージ方法の柔軟さが支持されています。
しかし、あらゆるサービスと同様に、Kyashにもメリットとデメリットが存在します。この章では、Kyashを実際に利用してわかる長所と短所、他サービスとの違い、注意点などを総合的にまとめて解説していきます。
5-1. Kyashを使うメリット
まずは、Kyashの魅力について確認していきましょう。
■ 登録後すぐに使える
- アプリ登録からバーチャルカード発行まで5分程度で完了
- 本人確認不要でもネットショッピングが可能
- カードが届くのを待たずにオンライン決済をスタートできる
とにかくスピーディに使い始められるため、「今すぐ買い物をしたい」というニーズにも対応できます。
■ チャージ手段が豊富で使いやすい
- 銀行口座、コンビニ、クレジットカード、ペイジーなどに対応
- オートチャージ機能もあり、使い忘れを防止
- 現金派・口座派・カード派、どのユーザーにも適応
柔軟なチャージ方法が選べる点は、他のスマホ決済アプリにはない強みのひとつです。
■ Visa加盟店で幅広く使える
- ネットショッピングから実店舗まで幅広く対応
- タッチ決済・Apple Pay・Google Payにも対応
- 海外利用も可能(Kyash Cardのみ)
ほとんどのVisa加盟店で使えるので、用途を選ばずに利用できるのが魅力です。
■ 支出管理がしやすい
- プリペイド方式なので使いすぎを防止
- アプリで利用履歴・残高がリアルタイムで確認可能
- 家計管理アプリとの連携も可能(Money Forwardなど)
クレジットカードよりも管理しやすく、節約志向の方にもぴったりです。
5-2. デメリットや気をつけたいポイント
一方、Kyashを利用する際にはいくつかの制約もあります。事前に理解しておくことで、トラブルを防ぐことができます。
■ 公共料金や一部の定期支払いには使えない
- 電気・ガス・水道などの自動引き落とし
- 高速道路のETCカード登録
- 携帯電話の契約支払い
- ガソリンスタンドでの決済
信用性が求められる取引では、プリペイドカードが使用不可になるケースがあります。
■ ポイント還元は条件付き
- 還元対象はKyash Card(本人確認済)のみ
- バーチャルカードやKyash Card Liteではポイント付与対象外
- クレジットカードチャージ分はポイント付与なし
ポイント目当てで利用する場合、条件をしっかり確認しておく必要があります。
■ チャージ上限・利用上限がある
- Kyash Cardでも1回30万円、月120万円が上限
- チャージ方法によっても制限が異なる
- 高額決済には不向きな場合も
あくまで「補助的な決済手段」として使うのが賢明です。
5-3. 他のスマホ決済サービスとの比較
Kyashと似たプリペイド型・スマホ決済型サービスとの違いを比較してみましょう。
項目 | Kyash | B/43 | LINE Pay |
---|---|---|---|
即日発行 | 〇(バーチャルカード) | × | × |
実店舗対応 | 〇(リアルカード) | 〇 | △(コード払い) |
海外利用 | 〇(本人確認済カード) | × | △(一部対応) |
チャージ手段 | 多様 | 限定的 | 多様 |
ポイント還元 | 条件付き | なし | 条件付き |
Kyashは即日発行やVisa加盟店の広い対応力という点で、利便性において一歩リードしています。ただし、LINE Payのような還元キャンペーンなどには弱い面もあります。
5-4. セキュリティ・利用停止時の対処法
Kyashはオンライン決済にも対応しているため、セキュリティ面が気になる方も多いでしょう。
■ 安全に使うためのポイント
- 不正利用を防ぐためのアプリロック設定
- 利用通知機能でリアルタイムに確認
- カードの一時停止機能で紛失時も即対応
また、万が一不正利用に遭った場合には、アプリからすぐに問い合わせが可能です。Kyashは第三者による不正利用に対する補償制度も整備されており、安心して利用できます。
5-5. まとめ
Kyashは、スマートに支払いを済ませたい方や、クレジットカードを持たずにキャッシュレスを実現したい方に最適なサービスです。
一方で、利用にはいくつかの制約もあるため、自分の使い方に合っているかを見極めて活用することが重要です。
この章のポイントをまとめると以下のとおりです。
- 登録後すぐに使え、チャージ方法も豊富で誰でも始めやすい
- Visa加盟店で幅広く利用でき、プリペイドなので使いすぎ防止にも◎
- ポイント還元や一部機能には条件があり、最大限活用するには本人確認が必要
- 公共料金や信用取引には非対応なケースがある
- 他サービスと比べて、即日性・柔軟性の面で優位性がある
次章では、Kyashに関するよくある質問(Q&A)を10個取り上げ、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
Kyash(キャッシュ)に関するQ&A10選|これから使う人のための基礎知識まとめ

スマートフォンからすぐにVisaカードを発行でき、ネットショップや街のお店でも使えるKyash(キャッシュ)。
その手軽さから「今すぐキャッシュレス生活を始めたい」という方に人気ですが、初めて利用する人にとっては「何ができるの?」「本当に安全?」と疑問に思う点も多いでしょう。
この記事では、Kyashに関するよくある質問を10個に厳選して、初心者にもわかりやすく解説します。
Q1. Kyashってどんなサービス?
A. スマホからVisaプリペイドカードを発行できる決済アプリです。
バーチャルカードは本人確認なしで即発行可能。リアルカードを発行すれば、実店舗や海外でも使えます。
Q2. 登録するのに必要なものは?
A. 有効なメールアドレスと携帯電話番号があればOKです。
本人確認なしでも利用可能ですが、機能を広げるためにはeKYCによる本人確認が推奨されます。
Q3. どこで使えますか?
A. Visa加盟店ならほぼどこでも使えます。
ネットショッピング(Amazon、楽天)や、実店舗(コンビニ、スーパー)などで利用可能。Kyash Cardを持っていれば海外でも使えます。
Q4. チャージ方法は?
A. 銀行口座・コンビニ・ペイジー・クレジットカードなどからチャージできます。
用途や使い方に応じて柔軟に選べる点が魅力です。
Q5. ポイントはたまりますか?
A. Kyash Card(本人確認済)での支払いに限り、最大1.0%のポイント還元があります。
バーチャルカードやクレジットカードチャージ分は対象外です。
Q6. セキュリティは大丈夫?
A. アプリで利用履歴をすぐに確認でき、カードの一時停止も可能です。
不正利用時の補償制度も用意されており、安全性は高めです。
Q7. 海外でも使えますか?
A. はい、Kyash Card(本人確認済)を持っていれば、海外のVisa加盟店でも利用できます。
ただし、Kyash Card Liteやバーチャルカードでは海外利用はできません。
Q8. 利用できないお店もある?
A. 一部あります。
たとえば、公共料金の引き落とし、高速道路のETC、ガソリンスタンドなど、一部制限があります。
Q9. 利用上限はありますか?
A. はい、カードの種類と本人確認状況により異なります。
Kyash Cardでは、1回30万円・月120万円まで利用可能です。
Q10. スマホだけで支払えますか?
A. はい、Apple PayやGoogle Payに登録すれば、スマホのタッチ決済も可能です。
Kyash Card(本人確認済)が対象です。
Kyashは、簡単に使い始められる一方で、カードの種類や本人確認の有無によって使える機能が変わるため、しっかりと理解して使うことが大切です。このQ&Aを参考に、自分に合った使い方を見つけて、安心・便利なキャッシュレス生活を始めてみましょう。
さらに詳しい内容は、公式サイト(https://kyash.co)でも確認できます。
